赤磐市の不妊治療・体質改善専門の整体院ホーピストの西村有希子です。ゆっきーって呼んでください。
前回、お話したマーガリンやショートニング。これらは、どちらも加工油脂だとお伝えしました。
加工油脂とは、油や脂を加工して作られたものです。
そして、固体化する過程において危険なトランス脂肪酸ができるとお話ししました!
今日は脂質についてお話します。
脂質は5大栄養素の1つです。簡単に言えば、体を動かす為のエネルギー源ですね!
細胞膜や血液、ホルモンなどの材料にもなりま す。ビタミンには水溶性と脂溶性があります。水に溶けやすい水溶性ビタミンと、油に溶けやすいのは脂溶性ビタミンです。
脂質は、脂溶性ビタミン(A、D、E、K)などの吸収を良くするといった働きをする栄養素です。
一般的に脂質って、不足しにくいと思っているのではないでしょうか?
しかし、ダイエット等で、油分を極端にカットした場合、腎臓の機能が低下したり、肌がカサカサになることがあります。ご存知でしたか?
また、成長期のお子さんでは発育障害が現れることがあるので注意が必要です。
でも、ちょっと待ってください。脂質=悪いヤツ!と決め付けていませんか?
脂質の働きは、ただ単に脂肪になるためだけではないのですよぉ~。
体が正常に働く為に必要な脂質もあります!知っておいてくださいね。
脂質の主な成分は脂肪酸で、大きく分けると2つに分かれます。
1:飽和脂肪酸
主に動物性の脂(あぶら)です。一部、植物性の脂が含まれています。酸化しにくく、常温では固体であることが多いです。体の皮脂に近い性質を持っています。体内でさまざまに利用されますが、悪玉性の脂質なので摂り過ぎに注意です。
肉の脂、乳製品、バター、ココナッツ、ヤシ油などに 含まれています。肉の脂身が多いほど、飽和脂肪酸が多くなります。
2:不飽和脂肪酸
主に植物性で常温では液体です。コレステロールを下げる働きがあります。
不飽和脂肪酸は大きく3つに分けられます。
①トランス脂肪酸
②多価不飽和脂肪酸
③一価不飽和脂肪酸です。
中でも多価不飽和脂肪酸は、必須脂肪酸とも言われ、体で作ることができないので、食品から摂取する必要があります。
多価不飽和脂肪酸の中でも、最近よく聞かれる方も多いと思うのですが、オメガ3ってご存知ですか?
これは、脳の機能を高めるなど、他の脂肪酸にはない有効な働きがあります。
そし て、体に悪い影響のあるトランス脂肪酸については、アメリカや様々な国で使用が制限されているにも関わらず、日本ではほとんどの加工食品 に使用されています。
国産は安全というイメージですが、騙されてはいけません。これからの時代、消費者が見極めて注意していく必要がありますね。 消費者が健康意識が高まることによって、企業側もそれでは売れないと判断していくと、食品の質も高まってくるのだと思います。
次回はオメガ3やオメガ6、オメガ9について。知っ ておきたい不飽和脂肪酸の種類に着目していきます。