はじめに
赤磐市周匝 整体院ホーピストの西村 章です。
あっきーって呼んでください(^^)
今回も、前回に引き続き便秘についてのお話です。
(一般的な)便秘の原因
そもそも、便秘の原因にはどうなものがあるのでしょうか?
まず、一般的によく言われる便秘の原因をあげてみたいと思います。
原因その1 水分不足
やはり、第一にあげられるのは、水分不足ではないでしょうか。
前回の記事では、便の60~80%が水分であるとお伝えしました。それだけ、便には水分が必要!ということです。
1日に必要とされる水分量は、2リットルというふうに言われることが多いですが、本当はもう少し踏み込んで考えなければならない問題です。でも、ここでお話しするとなると、かなりのボリュームになってしまうので、別の記事でお伝えしたいと思います。
とりあえず、ここで言いたいのは、水分不足は、便秘の原因のひとつになる、ということです。
一日に必要な水分量はこちらの記事をどうぞ。
原因その2 食物繊維不足
食物繊維、足りてますか?
お肉ばっかりとか、揚げ物ばっかりではダメですよ。(これも別の記事でお伝えしますが、油の取り方もとても大事です)
これもよく知られていることですが、食物繊維が足りないと便秘になります。
ただし、食物繊維が含まれるからと言って、何も考えずに、ただそれを食べればいいというものでもありません。
食物繊維には、『水溶性』と『不溶性』があります。
水溶性の食物繊維は、海草、きのこ、こんにゃく、果物などに多く含まれていて、名前の通り、水に溶けやすい性質をもった食物繊維です。
水に溶けてゼリー状になり、腸の中を緩やかに移動していくイメージです。
一方の不溶性の食物繊維は、穀物、野菜、豆類に多く含まれていて、水には溶けません。溶けずに、水を含んで膨らむことで、腸の蠕動運動を刺激します。
水溶性食物繊維は、自分で溶けて移動していくのに対して、不溶性食物繊維は、腸を刺激して、自分を移動させるように仕向けているといった感じでしょうか。
ここで大事なのは、水溶性と不溶性の食物繊維で、どちらがいいとか悪いとかの問題ではないということです。
どちらも便を出すために重要な働きをしています。
そのため、食物繊維を含んだ食べ物をバランスよく食べることが何よりも大事ということになります。
食物繊維をとるために、海草だけをいっぱい食べてもダメと言うことですね。
便秘解消には、海草も穀物もきのこも野菜もまんべんなく食べましょう。好き嫌いする子は大きくなりません。ウンチが(*^_^*)
原因その3 ストレスとストレス、あとストレスも
現代の社会は、ストレス社会なんて言われますね。確かにその通りだと思います。
周りを見渡しても、ありとあらゆるストレスで溢れかえっているように見えます。
会社、家庭、学校、地域社会、友人関係、恋愛・・・
人間関係はストレスの代表格ですが、満員電車や電磁波、放射能、紫外線などの物理的な刺激もかなりのストレスになります。
もちろん、ストレスが存在しない社会というのはありえないと思いますが、それでも、過剰なストレスで体や心のバランスを崩す人が多いのも事実です。
ストレスは交感神経を刺激するため、ストレス過剰になると、心身ともにリラックスできない状態が続くことになります。
腸の蠕動運動や消化・吸収というは、副交感神経が優位の状態(リラックスした状態)でないと活発に働きません。
つまり、ストレス過剰で交感神経優位になると、腸が働きにくい環境になってしまうため、便秘になりやすくなる、ということです。
原因その4 運動不足
これも当然と言えば当然ですね(^_^;)
体の動きが少なくなれば、同時に腸への刺激が減って、腸の蠕動運動も少なくなります。
蠕動運動が少なくなれば、当然便秘になります。
あと、腹筋が筋力不足になれば、便を押し出す力も少なくなるので、便秘になりやすくなります。女性は不利だと思いますが、お腹周りの筋肉もとても大事です。この筋肉についても別の記事でお伝えしたいと思います。
ズバリ!便秘解消法
というわけで、一般的に言われている便秘の原因には、
- 水分不足
- 食物繊維不足
- ストレス
- 運動不足
といったものがあるということでした。
それぞれの解消法は、その逆を行えば良いわけですね(^.^)
水分と多めに摂って、食物繊維も水溶性と不溶性をバランスよく食べて、適度な運動をする。
ストレスについては、ストレスそのものをゼロにするのは難しいので、ストレス解消として、何か好きなことに打ち込むのがいいかもしれません。
なにか軽いスポーツを行うと、体も動かせるし、個人的にはいいかなと思います。趣味とか音楽もいいと思います。
ただ、自律神経のバランスを崩す可能性があるので、スマホやテレビゲームはあまりよくないと思います。肩こり、腰痛、頭痛の原因にもなりますしね。これも別の記事でお話ししますね。
あと、言い忘れましたが、睡眠もしっかりとって下さいね。睡眠不足もストレスの元です。(つまりは、便秘の元です)
体のプロが考える便秘解消法
さて、ここからが本題です(やっと)
一般的な便秘解消法をお伝えしましたが、これらのことは、誰でもよくわかっていることだと思います。
わかっていても、それがちゃんとできないということもわかっています(^^;)
僕自身もすべてを完璧にやっている訳ではありませんから。
そこで、体質改善のプロとして、今までとは違うアプローチで便秘解消を目指したいと思います。
便が腸に溜まってしまうから、便秘になる・・・
だったら、腸に溜まらないような便にすればいいわけです。
それには、十分な水分と、バランスの取れた食物繊維、そして、消化酵素が必要です。
いきなり出てきましたね。消化酵素。
消化を促進する酵素の総称。消化液中に含まれ、食物中の炭水化物・たんぱく質・脂肪などを加水分解し、消化管から吸収されやすい形に変える作用がある。アミラーゼ・ペプシン・リパーゼなど。
デジタル大辞泉
消化酵素というのは、いくつかの内臓から出てくる消化液に含まれる酵素のことです。
ここでは特に重要な働きをする臓器ということで、すい臓を取り上げます。
すい臓というのは、みぞおちのすぐ下あたりで、胃の裏側にあります。胃の裏に隠れているため、ガン化しても見つかりにくい臓器と言われていますね。
すい臓は、脂質、たんぱく質、糖質という3大栄養素の消化に大きく関わっています。
つまり、このすい臓がきちんと働かずにいると、食べたものがしっかりと消化されません。
食べ物がしっかり消化されないと、便が硬くなり、腸を移動しにくくなります。すなわち、便秘です。
以上のことから、便秘になってから腸をマッサージしても、時すでに遅しというわけです。もっと早くから手を打つべきでした。残念。
でも、大丈夫!ここで何とかするのが体質改善のプロです(*^^)v
体質改善のプロが教える便秘解消法
と、大げさな言い方をしてしまいましたが、やることはそう難しくはありません。とても簡単なセルフケアをお伝えしたいと思います。
寝る前、布団に入って仰向けで寝ます。そして、みぞおちの辺りにそっと手を当てて下さい。
ただ、それだけです。
簡単ですよね。そして、さらにそこからイメージします。
すい臓から消化液がしっかり流れ出てくる様子をイメージして下さい。
それが難しければ、胃の奥、体の中心の方が暖かくなるような状態をイメージしてもいいです。
2、3分もイメージすれば十分だと思います。
もしかしたら、ギュルギュルーと音が鳴るかもしれません。そうしたら、それで成功だと考えていいと思います。別に音が鳴らなくても構いません。手のひらですい臓を暖められればそれでオッケーです。
もちろん、お腹(腸)のマッサージが悪いと言っているわけではありません。お腹のマッサージと、このすい臓への手当てを合わせて行ってもらうと、便秘解消の効果は何倍、何十倍にもなります。
だまされたと思って、やってみて下さい!
プロの施術を受けるのが正解!
この方法はとても簡単なので、当院でもセルフケアとしてお伝えしています。
しかしながら、正直、文字を読んだだけで完全にできるかどうかはわかりません。
私としても、あなたが実際にできているかどうかを知るすべがありません。
まずは、整体院ホーピストでの整体を受けることとおススメします。
とりあえず、どのような感覚なのかを知っていただくことが大事です。
さらに言えば、便秘がある方には、他の場所にも問題がある方がほとんどです。
当院では、その別の問題を知ることができます。
そして、その問題点に対して、的確な施術を行うことができます。
この施術は、単純なマッサージや、ボキボキする整体ではありません。
内臓や頭蓋骨を扱うので、とても高度な技術と知識が必要です。一般の病院や、整体院や整骨院では扱っていない分野です。
長年の臨床経験がある当院だからこそできる施術です。
お気軽にご相談下さい!