はじめに
ご存知のように、日本人の死因第1位は、がんです。
日本人の2人に1人ががんにかかっています。
この記事では、どうしてそんなに多くに人ががんにかかるのか?
どうすれば、がんにかからないで済むのか?
あるいは、かかってしまったがんをどうすればいいのか?
などについてお話していきます。
生命維持と細胞分裂
がんのお話をする前に…
人間の体は、37兆個(または60兆個)の細胞でできています。
ものすごい数ですね。
ですが、そんなにたくさんある細胞も、古くなると傷んだり、死んだりしてしまいます。
その代わりに新たな細胞が生まれて、古い細胞と入れ替わります。
そうすることで、今の体が維持できている訳です。
いわゆる新陳代謝というものです。
もし、新陳代謝というシステムがなかったとしたら、人間の寿命はどうなるのでしょうか?
細胞自体の寿命は、数日で尽きる物もあれば、数年の物もあります。
多くは数カ月程度で寿命が尽きてしまいます。
もし、新しい細胞が生まれてこないとしたら、人間の寿命は非常に短いものになってしまうでしょう。
つまり、細胞の生まれ変わりが生命を長らえさせている、ということができます。
がん細胞の誕生
では、新たな細胞はどうやって生まれるのでしょうか?
必要な細胞が、必要な場所に生まれるには、正確な設計図が必要です。
何と言っても、体には37兆個もの様々な細胞があるのですから。
その設計図が、DNAです。
細胞は、DNAの遺伝子情報に基づいて新たな細胞を生み出します。
そして、その生み出し方は細胞分裂という方法をとります。
自分と同じ細胞をコピーしているわけです。
ですが、その細胞分裂をする際、ある問題が起こります。
DNAをきちんとコピーできないやつが出てきます。
正確なコピーができず、変な細胞が生まれる。
そうです、それががん細胞です。
細胞分裂を繰り返す新陳代謝というシステムによって、生命は維持されています。
ですが、それが逆に命を脅かす存在をも生み出しているということです。
エラー?どんまい!
とは言うものの!
過剰におびえる必要はありません。
どんなに健康な人であっても、一日に5,000個くらいの細胞がコピーミスをしているそうです。
え?って感じですが、私もあなたも毎日それくらいのがん細胞を生み出しています。
ではなぜ、がんを発症していないのか?
それは、リンパ球と呼ばれる免疫細胞が、がん細胞を退治してくれているからです。
もし、コピーミスによって生まれたがん細胞がそのまま蓄積されていけば、どうなるか?
数年から数十年でがんと診断されます。
さて、ここでもう一度考えてみたいと思います。
最初の話では、日本人の2人に1人ががんにかかっているということでした。
でも、正確に言うと、それは正しくありません。
本当は、すべての日本人が、がんになっているのです。
ただ、リンパ球の働きによって、がんが消えているだけなんです。
37兆個も細胞があれば、5000個くらいコピーミスするでしょう、たぶん。
非常に高い技術を持つ日本の造幣局にもエラー紙幣が存在するくらいですから。
ましてや、ちょっとしたエラーくらい、生身の人間ならあって当然です。
つまり、誰もが常にがん細胞を生み出していて、がんになるリスクを抱えながら生きているわけです。
コピーミス対処法
では、どうすればいいのか?
どうすれば、がんを発症せずに健康に生きられるのでしょうか?
答えは二つあります。
一つ目は、細胞分裂時のコピーミスを減らすこと。
そして、もう一つはコピーミスで生まれたがん細胞を消すこと、です。
もし、これら二つのことがきちんとできれば、がんにかからないのはもちろんのこと、かかってしまったがんも消せる可能性があります。
次に、その具体策についてお話します。
がんにならない具体策
ポイントは5つあります。
1.毎日の良質な睡眠
これが何よりも大事です。
なぜなら、寝ている間に成長ホルモンが分泌され、細胞が修復されるからです。
できてしまったがん細胞を代謝するのは寝ている間です。
仕事や家庭の事情もあると思いますが、毎日規則正しい睡眠時間を確保して下さい。
遅くとも日付が変わる前には就寝して、朝は6時くらいに起きましょう。
ただ、季節(日照時間)に応じて1時間程度前後してもいいと思います。
冬の朝6時と夏の朝6時はずいぶん違いますからね。
ある程度、自然のサイクルに合わせることも大事です。
それと、寝る2時間前にはスマホやパソコンの電源を切ってください。
ブルーライトは脳を覚醒させるため、確実に睡眠が浅くなります。
その分だけ成長ホルモンの分泌が少なくなり、がん細胞が生き続けることになります。
さらに、電磁波も甘く見てはいけません。
電磁波は細胞にダイレクトにダメージを与えます。
スマホを見ながら寝落ちすることは非常にリスクが高いと言えます。
スマホを目覚まし時計にしている場合は、機内モードにしてください。
2.栄養をとるための食事
タンパク質とビタミン、ミネラルをたっぷりとりましょう。
甘いものは極力少なく、炭水化物は控え目で。
満腹になりすぎるのもダメです。
腹八分にしましょう。
スィーツのための別腹を残しておいて、結局スィーツは食べない!くらいがちょうどいいです。
タンパク質は肉、魚、卵、大豆製品を毎日しっかり多めにとってください。
食物繊維も大事なので、野菜も多めに。
そうすると、必然的にお米やパンの量は減らさざるを得ないと思います。
炭水化物も重要ですが、気持ち控えめにしてください。
もう一つ気を付けなければならないのが、添加物です。
外食やお惣菜、コンビニ弁当、それに加工食品や冷凍食品などはできるだけ控えてください。
これらには発がん性物質を含む添加物がいっぱいです。
さらに、これらの食品は、大部分のビタミン・ミネラルが抜けています。
つまり、ただのカロリーモンスターです。
どれだけ食べても栄養にはならないと思っておいてください。
それと、自炊する場合も注意が必要です。
安い調味料も添加物だらけです。
味噌、醤油、みりん、ソース、ケチャップ、マヨネーズなど…
裏の成分表示をしっかり確認してください。
わけのわからないカタカナや漢字がわんさかしていませんか?
間違いなく発がん性物質が隠れています。
調味料を選ぶコツは、シンプルな成分の物を選ぶ!
これに尽きます。
たとえば醬油。これは、大豆と小麦と塩でできています。
なぜ、うまみ成分のアミノ酸を入れる必要があるのか?
なぜ、人工甘味料を入れる必要があるのか?
なぜ、保存料を入れる必要があるのか?
簡単に言えば、安く作れて、しかも美味しくなるからです。
ただし、発がん性物質込みのお値段ということだけは覚えておいてくださいね。
便利で安くてお手軽!
でも、そこには企業側が用意したカラクリがあります。
安いものを選ぶことだけが『賢い』とは言えない時代です。
多少値段が張ったとしても健康には変えられません。
とは言え、何を選び、何を買うかはあなた次第です。
3.適度な運動
人によりますが、過度な運動は負担を増やします。
今まであまり運動をしてこなかった人がいきなり激しい運動をすると、逆に負担とストレスが増えるだけです。
頑固な人ほどがんになりやすいと言います。
つまり、がんばりすぎる人です。
健康になるために運動するぞ!と気合いをいれるのはいいですが、やりすぎは禁物です。
あくまでも、楽しく、気持ちいい程度の運動を継続することが大事です。
どんなスポーツであっても、実際にやってみてストレスが解消されていればOKです。
逆に、ハァハァゼェゼェしちゃって、3日も継続できないような運動はアウトです。
健康に気遣う程度の運動なら、ウォーキングやストレッチがおススメです。
週に3日から5日くらい行いましょう!
4.体温を上げる
体温が1℃上がると免疫力は40%アップするそうです。
実際、がん治療にも温熱療法というものがあります。
普段の服装にも注意してください。ファッションも大事ですが、健康はもっと大事です。
首周りを冷やさないこと。余分な冷気は首の後ろから入ってきます。
それと、足首を冷やさないために、長い靴下を履きましょう。
レッグウォーマーもおススメです。
そして、毎日気軽にできる温活は、入浴です。
短時間で非常に効果的に体温を上げることができます。
夏はシャワーだけという人も多いと思いますが、夏でも深部体温をしっかり上げることが大事です。
熱めのお風呂に10分から15分程度、あごまでつかりましょう。
頸動脈まで温めるとより効果的です。
(ただし、心臓に問題がある方は控えてください)
お風呂上がりの水分補給は、常温の水がおススメです。冷たい飲み物はせっかくの体温を下げてしまいます。
もう一つおススメは当院のモリンガ蒸しです。
これは文句なく、めちゃくちゃ温まります!
ぜひお試しください!
5.体液の循環を促す
血液、リンパ液、脳脊髄液といった体液の循環を促しましょう。
人体の60~65%くらいは水分です。
その水分がスムーズに流れているかどうかで体質が変化します。
栄養素を全身に運ぶのも、運動や入浴で作った熱を運ぶのも、体液です。
体液の循環が乱れれば、自律神経は乱れ、ホルモンバランスも崩れます。
体液の循環は、健康を維持するために非常に重要な要素です。
循環が悪くなる原因は、睡眠不足、栄養不足、運動不足、低体温、ストレスです。
上記の1~4をしっかり実践してください。
これらのことを実践していくことは、がんになりにくい体を作ることになります。
逆に言えば、これらのことができていない人は、がんになりやすい体になる、ということです。
そして、体液の循環を促すのに最もおススメは当院の整体です。
当院の施術は、内臓と頭蓋骨の調整を行います。
それによって、全身の循環が改善します。
体液の循環が改善することで、自律神経がきちんと調整され、ホルモンバランスも整います。
睡眠の状態も良くなり、必要な酸素や栄養がしっかりと全身を巡るようになり、体温も上昇します。
つまり、がんになりにくい体作りができるということです。
当院では、施術とカウンセリングを重視しています。
どんなことでもお気軽にご相談ください。
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