はじめに
赤磐市の不妊治療専門整体院ホーピストの西村 章です。あっきーって呼んでください(^^)
以前の記事では便秘についてお話しさせて頂きました。
便秘でお困りの女性が多いのと同じくらい、冷え性を訴える方は、とても多いです。
どんなに精力的に活動をしている人であっても、案外、手足が冷たかったり、お腹が冷えている人は非常に多いと感じます。
不妊に悩んでいるあなたも、実は冷え性ではないでしょうか?
冬の寒い時期になれば、当然、体は冷えるし、夏場のエアコンでも体は冷えますよね。
だから、しょうがない。
…では終わりません(^_^;)
冷え性でいいことなんか一つもありません。
妊活をしている方は、必ず冷え性を解消しましょう。
もちろん、これは妊活中の方だけに限りません。冷え性は誰にとってもいいことはありません。しっかりと改善しましょう!
今回は、冷え性の種類と、それに対する対処法について考えたいと思います。
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冷え性の種類
一口に冷え性と言っても、実は、冷え方によって違いがあります。
冷え性は大きく分けて3種類あります。
まず一つ目が、内臓の機能が低下しているタイプ
次に、筋肉や関節が硬くなって、呼吸しづらくなっているタイプ。
そしてもう一つが、栄養不足のタイプです。
それぞれを一つずつ見ていきましょう。
内臓の機能が低下している場合
内臓の働きが悪くなっているため、体が冷えてしまうタイプです、
さらに細かく分類していきます。
基礎体温が低いタイプの冷え性
妊活をされている方なら基礎体温を付けている方も多いと思いますが、基礎体温は、排卵日を予測するだけではなく、体の調子をみるのにも有効です。
面倒くさいとは思いますが、基礎体温はぜひ付けて下さいね。(基礎体温については、別の記事でも取り上げます)
体温が35℃台の方。はい、冷え性です(^^;)
なぜ基礎体温が低いと思いますか?
ズバリ!エネルギー不足です。
そもそも体に熱があるのは、食べた物を燃焼させて、それをエネルギーに変換させているからです。
そのエネルギーを使って、人間は活動ができる訳です。
クルマに例えると、まずクルマにガソリンを入れて、それをエンジンで燃焼させて、タイヤを回しているというイメージです。
しかし、冬場になると、エンジンがかかりにくくなりますよね? さらに、エンジンがかかった後もしばらくはパワーが出ません。
それは、ガソリンには、燃えやすい温度というものがあるからです。ガソリンも冷たいままでは、しっかりと燃えてくれません。
これは、結果として、ガソリンからエネルギーを取り出しにくい状態にあるということが言えます。
人間の体も同じようなもので、体が冷えていると、食べたものを燃焼させにくくなります。そうなると、エネルギーへの変換が上手くいかなくなり、エネルギー不足になります。
エネルギー不足ということは、疲れやすくなるし、やる気も出てきません。
そして、妊娠というのは、とてもとても大きなエネルギーが必要です。医療が発達した今ではあまりないですが、昔であれば、妊娠、出産で命を落とすことも多くあったそうです。
人間の体の仕組みとして、人間はまず自分の生命を優先させます。生殖は、その後です。
つまり、体のエネルギーが十分な状態でないと、妊娠しづらいのです。
手足が冷たくなるタイプの冷え性
体温が36.5℃くらいあったとしても、指先や足先が冷たくなっている方も多いですよね。
冬の寒い時期はもちろんですが、夏場のエアコンの中でも体は冷やされてしまいます。
オフィスで働く女性だと、夏でもカーディガンを羽織ったり、ひざ掛けをかけたりしていますよね。
では、なぜ、体温がちゃんとあるのに、手足が冷えるのでしょうか?
それは、血液の循環の問題です。
先ほどお話したように、体の中では、食べたものを燃焼させて、エネルギーに変換させています。その燃焼によって生まれるのが、体温です。
で、そのときにできた熱を全身に運ぶために、血液が使われます。血液を使って、全身に熱を行き渡らせるわけです。
たとえ体温が36.5℃あったとしても、手足が冷えているという方、とても多いです。
それは、体で作られた熱がしっかりと全身をめぐっていない証拠です。
もちろん、血液自体はめぐっているので、酸素や栄養は供給されています。
そのため、手足が冷たいからといって、すぐに指が動かなくなるとか、そういう重篤な事態になることはありません。
しかし、手足に熱が運ばれないとどうなると思いますか?
これは、ただ単に手足が冷たい、というだけの問題ではありません。
想像してみてください。
熱は、血液によって全身に運ばれます。心臓から送り出された暖かい血液は、腕や肘を通って、指先に到達します。
そこで、血液は冷たい指先に冷やされます。冷やされた血液がどうなるかというと、冷たいまま心臓に戻って行くのです。
足についても同じです。足先で冷やされて、心臓に戻って行きます。
そして、冷やされた血液は、内臓を経由して行きます。つまり、足先で冷やされた血液は、内臓もついでに冷やしながら戻ってくるのです。
もちろん、内臓には子宮や卵巣も含まれます。
冷えた卵巣では、いい卵は育ちませんし、冷えた子宮には受精卵が着床しづらいということが考えられます。
やはり、冷え性でいいことなんか一つもないですね。しっかり改善しましょう!
熱を上げたくないタイプの冷え性
と、言われてもピンときませんね^_^;
体というのは、非常に良くできていて、自分の体を守るためにいろんな機能が働きます。
たとえば、風邪をひいたとき、熱が上がりますよね。38℃とか39℃とか。
これは、体温を上げることで、体に入ってしまったウィルスを退治しているわけです。体がウィルスと戦ってくれているんですね。
これとは逆に、体が熱を上げないようにしているというのは、どういうときでしょうか?
これは、脳圧を上げないようにするためです。
脳は、頭蓋骨の中に入っているわけですが、頭蓋骨に直接、脳が詰まっているわけではありません。
頭蓋骨の中には脳脊髄液という液体があって、その液体の中に脳が浮かんでいるような状態になっています。
脳脊髄液というのは、名前の通り、脳と脊髄を満たしている液体ですが、その循環が悪くなると、頭がむくみます。むくむと、それが脳を圧迫してしまいます。
脳が圧迫されるのは、さすがに危ない感じがしますよね。
だから、脳を守るために、熱を下げて、脳脊髄液が脳を圧迫しないようにしているわけです。
ちょっと、ややこしい話ですが、冷え性の改善には、脳脊髄液の循環を促すことが重要です。
脳脊髄液については、別の記事でお話します。
また、整体院ホーピストには、脳脊髄液の循環を促す整体テクニックがあります。このテクニックを受けることで、頭がすっきりするだけでなく、ホルモンバランスが整うなど、さまざまなメリットがあります。ぜひ受けてみることをお勧めします。
少し長くなってきたので、続きは次回お話します。
次回は、冷え性の分類の続きと、それぞれの対応策についてお話します!