低用量ピルとは、2種類の女性ホルモン(プロゲステロンとエストロゲン)を合わせた錠剤です。
服用することで、生理周期を正確に整えることができます。それにより、生理痛や月経前症候群(PMS)、子宮内膜症の緩和に効果があります。
ただし、ホルモンバランスに直接働きかけるわけですから、相応のリスクがあります。
低用量ピルの副作用として多いのは、悪心・嘔吐、めまい、頭痛、にきび、むくみ、体重増加などです。
そして、最も怖いのが血栓症です。
ただ、血栓症の発症率自体は決して高いものではありませんし、死亡例もそう多くはありません。
ですが、私の知人にもピルを服用して血栓症を起こした方がいます。その方は、片麻痺になってしまいました
しかし、幸か不幸か症状は軽く、生来のがんばり屋さんということもあり、リハビリに励み、今は元気に仕事をしています。
まぁ、今は元気なのでよかったとは思いますが、このように低用量ピルのリスクは決してゼロではありません。
そのことは必ず理解しておく必要があります。
とは言え、生理痛やPMSは非常にツライものです。一刻も早く何とかしたい、と思う気持ちも理解できます。
それに、痛みをガマンする必要もないと思います。
薬などの医療は、現代を生きる我々にとって絶対に必要なものです。
ですが、低用量ピルや解熱鎮痛薬などに頼るだけでは、体質自体は決して改善しません。
ピルを止めればどうなるのか?
鎮痛薬を飲まないとどうなるのか?
おそらくホルモンバランスは崩れた状態のまま、痛みも定期的に襲ってくるはずです。
では、どうすればいいのか?
体質を整えていくしかありません。
食事、運動、生活習慣など改善すべき点はたくさんあります。
そして、整体により内臓や頭蓋骨の動きを良くして、全身の代謝と循環をアップしていくことがとても重要です。
それらにより体質そのものが改善していきます。
ただし、この改善方法は時間がかかります。
どんなに早くても半年から1年は必要です。
その間、薬が必要なら薬も併用すればいいと思います。
ですが、次第に鎮痛薬の量や回数が減っていくことに気付くはずです。
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