『4300人の命を迎えた助産婦』賀久はつ先生にお逢いしてきました。

昭和53年に福岡県宗像市でむなかた助産院を開院された賀久先生。

以来、平成25年に院を閉じるまでの間、実に4300人ものお産に立ち会われて来られました。

現在は生まれ故郷である千葉県に移住され、80歳を超える年齢でありながら、様々な活動をされています。

今日はご縁をいただき、千葉県東金市の福岡公民館で行われている『こもれび』という会に参加させていただきました。

初めてお逢いした賀久先生の第一印象は、小柄でとても可愛らしいといった雰囲気です。

ですが、その信念の強さ、心の大きさ、愛の深さは人並み外れたものがありました。

本当に母性に溢れていて、若々しく、生き生きした方だと感じました。

賀久先生は、医療というものを尊重されながらも、自然の営みとしての『お産』を大事にしてこられました。

母と子のつながりをより良いものにするためには、どんなことが大切で、どんなことがが不必要なのか。

それを長い経験と深い知識のなかで積み上げてこられました。

今日は、ほんの少しの時間ですが、先生のお話を聞く事ができて、とてもいい経験になりました。

今、子育てをされている方、妊娠中の方、あるいは妊活中の方、そしてそのご主人にも、ぜひ賀久先生の話を聞いてほしいなと思いました。

賀久先生は、著書もたくさん出されています。

お産にまつわるたくさんのエピソードと、先生の想いや考えが詰まっていて、とてもためになる本だと思います。

僕が最初に読んだのは、『いのちをつないで ~むなかた助産院からのメッセージ』(海鳥社)という本です。

これは、2000年に書かれた本で、今から19年も前の出版です。

ですが、内容は19年も前に書かれた本とは思えないものでした。

現在取りざたされている様々な社会問題や、医療に関すること、食に関すること、性に関する風潮などがとっくに書かれていました。

日本人が忘れてしまった大事なものを思い出させてくれる貴重な本だと思います。ぜひ手にとって頂きたいです。

今日は、本当にいいご縁を頂いた一日でした。
ありがとうございました!

この記事が気に入ったら
フォローしよう

最新情報をお届けします

おすすめの記事